
このブログを始めるにあたって、まず最初に書かなければならないと思ったのが、この「3人」の話でした。
なぜなら、私の迷いも停滞も前進もすべてここから生まれているからです。
このブログの中核を成すのが、「3つの内的人格の対話」です。
私の中には、常に3つの声が存在しています。
| 迅(じん) | 行動したい、挑戦したい、新しいことを求める声 |
| 静葉(しずは) | 立ち止まる、考える、慎重になる声 |
| マサト | この2つの声を聞き、判断する声 |
この記事では、この3人がどのような存在であり、どのように機能しているのかを説明します。
1. 迅(じん)|HSS型の声
1-1. 迅とは誰か
迅は、私の中のHSS型(High Sensation Seeking)の声です。
刺激を求め、新しいことに惹かれ、行動することで満足を得る。そういう側面の象徴です。
1-2. 迅の特性
- 新しいことに興味を持ちやすい
- 「やってみたい」という欲求が強い
- 行動を優先する傾向
- 可能性を見ると、すぐに飛びつきたくなる
- 前に進みたい、成長したいという力強い動機
- 「これ、やってみようぜ」
- 「待ってばかりじゃ何も変わらない」
- 「今、チャレンジしないと後悔する」
- 「新しいスキル、身につけちゃえば勝ちだ」
1-3. 迅の役割
迅は、私を「停滞」から救う声です。何もしないでいたら、絶望的になる。考え込むだけでは、何も変わらない。
そういうときに迅は言う・・・
迅「動こう。やってみよう。その中で学ぶんだ」
1-4. 迅の限界
ただし、迅の声だけに従うと、危険があります。
- 十分な準備なしに行動する
- × 失敗を顧みずに次へ次へと進む
- × 自分の体調や心身の限界を無視する
- × 同じ失敗を繰り返す
迅は「良い面」も「悪い面」も持っているのです。
迅の行動力の裏側には、
「このままでは価値がなくなるのではないか」
「置いていかれる恐怖」
「まだ取り返せるはずだという執着」
そういった感情も、確かに存在しています。
2. 静葉(しずは):HSP型の声
2-1. 静葉とは誰か
静葉は、私の中のHSP型(Highly Sensitive Person)の声です。
敏感で、思考的で、慎重で、深く考える。そういう側面の象徴です。
2-2. 静葉の特性
- 細かいことに気づきやすい
- 「本当に大丈夫か」という懸念が先に立つ
- 深く考えてから行動したい
- 失敗や後悔を恐れやすい
- 感受性が強く、他者の気持ちにも敏感
- 「ちょっと待ってよ。本当にそれで大丈夫?」
- 「こういうリスク、ないのかな」
- 「今の体調で、それをしたら悪化しないか」
- 「この決断、あとで後悔しない?」
2-3. 静葉の役割
静葉は、私を「無謀」から守る声です。
迅の勢いだけで行動したら、自分を傷つけることになる。
静葉は言う・・・



「今は、立ち止まるべき時かもしれない」
静葉の「あきらめ」は、投げやりではなく、「これ以上、自分を壊さないための知恵」 です。
2-4. 静葉の限界
ただし、静葉の声だけに従うと、やはり危険があります。
- 何もできなくなる
- 過度に懸念して、行動を止めてしまう
- 深く考えすぎて、決断ができない
- 自己否定に陥る
- 「自分は弱い」という感覚に支配される
静葉も「良い面」と「悪い面」を持つのです。
3. マサト:統合者としての自分
3-1. マサトとは誰か
マサトは、迅と静葉の声を聞き、バランスを取る存在です。
この二人の対話を観察し、どちらの声に従うべきかを判断する。
3-2. マサトの特性
- 迅と静葉、両者を理解している
- どちらの声が今必要かを判断できる
- 「今は迅の時間」「今は静葉の時間」を見分ける
- 長期的な視点を持つ
- 自分の価値観(自己成長、誠実、平穏、健康)を軸に判断する
- 「迅よ、その気持ちはわかる。でも今は違う」
- 「静葉よ、その心配もわかる。でも少し進んでみよう」
- 「大事なのは、どちらかだけじゃなく、バランスだ」
3-3. マサトの役割
マサトは、この3人(迅、静葉、自分)が共存している状態を管理する役割を担っています。
迅だけ ────────X(無謀になる)
静葉だけ───────X(何もできない)
迅 + 静葉のバランス ───○(前に進み、かつ自分を守る)
3-4. マサトの現在地
実は、マサトがこの判断を正確にできるようになったのは、ごく最近のことです。
これまで:
迅の声に従いすぎて、失敗を繰り返す
↓
そのたびに静葉が深く傷つく
↓
自己否定に陥る
この悪循環を何度も繰り返してきました。
でも、ここ数ヶ月、睡眠が改善されたことに加え、こうして『3人の声を文字にして書き出す』こと自体が、マサトという観測者を育てています。
頭の中で終わらせず、ログとして外に出すことで、私は初めて彼らをコントロールできるようになったのです。
4. 3人が対話する場面:実例
例1:「副業を始めるか」という場面での対話



今がチャンスだ。AIスキルなんて、みんな習得してる。やらなきゃ遅れるぞ。早く始めようぜ。



でも、今は睡眠がようやく改善してきた段階じゃない。 焦って新しいことを始めたら、また睡眠が悪化するかも。
もう少し、今の状態を安定させてからでも遅くない。



2人の言葉、どちらもわかる。
迅の言う『行動することの大事さ』も、静葉の言う『無理をしてはいけない』ことも、正しい。
だから、こうしよう。『1日1時間、週3回のAI学習』という小さな歩みから始める。焦らず、かつ止まらず、進む。
例2:「今日は何もできなかった」という場面での対話



あ〜あ。今日は何もできなかった。
時間が無駄になった。明日も頑張らなきゃ



ちょっと待ってよ。今日、体調が悪かったじゃない。発熱して、悪寒もあった。その中でよく動いた方じゃない。
むしろ、今は休むべき



静葉の言う通りだ。迅よ、今日は『休む』が正解だ。休むことも、『動く』ことと同じくらい大事だ。
明日のために、今日は『何もしない』という選択をしよう。
5. 3人が共存することの意味
5-1. 単なる「自分の矛盾」ではない
これまで、私は自分の中の矛盾を「ダメなこと」だと思っていました。



「やりたい気持ちもあるのに、怖い気持ちもある」
「動きたいのに、止まってしまう」
この矛盾が「自分の弱さ」だと思っていた。
でも、今はわかります。この矛盾は、実は「バランス」なのです。
迅がいなければ → 何もできない人間になる
静葉がいなければ → 自分を傷つけ続ける人間になる
どちらも必要なのです。
5-2. 「自己否定」から「メタ認知」へ
3人を意識することで、自分を客観視できるようになったのです。
これまで:「自分は最悪だ。迷いばかりで何もできない」
↓
すべてが「自分」のせい。自己否定に陥る
今:「迅と静葉の中で対話が起きている。
それはダメなことじゃなく、バランスの取られた状態だ」
↓
「今、どちらの声を聞くべきか」という冷静な判断ができる
5-3. 3人の対話こそが「ゼロ地点」
このブログで言う「ゼロ地点」とは、迅でもなく、静葉でもなく、その両方を観察している地点 のことです。
このブログで記録するのは、この3人の対話です。
「迅がこう言って、静葉がこう返す。だからマサトはこう判断した」
この過程そのものが、「ゼロ地点で考え続けること」の証である
最後に
このブログは、「3人の対話」の記録です。
もし、あなたの中にも「迅と静葉」がいるなら。そして、その二人の対話を「メタ認知的に観察するマサト」がいるなら。このブログを読むことで、あなたの中の対話も、少しずつ見えてくるかもしれません。
それが、このブログの本当の目的なのです。