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3つの内的人格:迅、静葉、そしてマサト

なぜ私は50代でゼロ地点に立ったのか

このブログを始めるにあたって、まず最初に書かなければならないと思ったのが、この「3人」の話でした。
なぜなら、私の迷いも停滞も前進もすべてここから生まれているからです。

このブログの中核を成すのが、「3つの内的人格の対話」です。

私の中には、常に3つの声が存在しています。

迅(じん)行動したい、挑戦したい、新しいことを求める声
静葉(しずは)立ち止まる、考える、慎重になる声
マサトこの2つの声を聞き、判断する声

この記事では、この3人がどのような存在であり、どのように機能しているのかを説明します。

1. 迅(じん)|HSS型の声

1-1. 迅とは誰か

迅は、私の中のHSS型(High Sensation Seeking)の声です。

刺激を求め、新しいことに惹かれ、行動することで満足を得る。そういう側面の象徴です。

1-2. 迅の特性

特性
  • 新しいことに興味を持ちやすい
  • 「やってみたい」という欲求が強い
  • 行動を優先する傾向
  • 可能性を見ると、すぐに飛びつきたくなる
  • 前に進みたい、成長したいという力強い動機
言葉遣い
  • 「これ、やってみようぜ」
  • 「待ってばかりじゃ何も変わらない」
  • 「今、チャレンジしないと後悔する」
  • 「新しいスキル、身につけちゃえば勝ちだ」

1-3. 迅の役割

迅は、私を「停滞」から救う声です。何もしないでいたら、絶望的になる。考え込むだけでは、何も変わらない。

そういうときに迅は言う・・・

「動こう。やってみよう。その中で学ぶんだ」

1-4. 迅の限界

ただし、迅の声だけに従うと、危険があります。

  • 十分な準備なしに行動する
  • × 失敗を顧みずに次へ次へと進む
  • × 自分の体調や心身の限界を無視する
  • × 同じ失敗を繰り返す

迅は「良い面」も「悪い面」も持っているのです。

迅の行動力の裏側には、

「このままでは価値がなくなるのではないか」
「置いていかれる恐怖」
「まだ取り返せるはずだという執着」

そういった感情も、確かに存在しています。

2. 静葉(しずは):HSP型の声

2-1. 静葉とは誰か

静葉は、私の中のHSP型(Highly Sensitive Person)の声です。

敏感で、思考的で、慎重で、深く考える。そういう側面の象徴です。

2-2. 静葉の特性

特性
  • 細かいことに気づきやすい
  • 「本当に大丈夫か」という懸念が先に立つ
  • 深く考えてから行動したい
  • 失敗や後悔を恐れやすい
  • 感受性が強く、他者の気持ちにも敏感
言葉遣い
  • 「ちょっと待ってよ。本当にそれで大丈夫?」
  • 「こういうリスク、ないのかな」
  • 「今の体調で、それをしたら悪化しないか」
  • 「この決断、あとで後悔しない?」

2-3. 静葉の役割

静葉は、私を「無謀」から守る声です。

迅の勢いだけで行動したら、自分を傷つけることになる。

静葉は言う・・・

静葉

「今は、立ち止まるべき時かもしれない」

静葉の「あきらめ」は、投げやりではなく、「これ以上、自分を壊さないための知恵」 です。

2-4. 静葉の限界

ただし、静葉の声だけに従うと、やはり危険があります。

  • 何もできなくなる
  • 過度に懸念して、行動を止めてしまう
  • 深く考えすぎて、決断ができない
  • 自己否定に陥る
  • 「自分は弱い」という感覚に支配される

静葉も「良い面」と「悪い面」を持つのです。

3. マサト:統合者としての自分

3-1. マサトとは誰か

マサトは、迅と静葉の声を聞き、バランスを取る存在です。

この二人の対話を観察し、どちらの声に従うべきかを判断する。

3-2. マサトの特性

特性
  • 迅と静葉、両者を理解している
  • どちらの声が今必要かを判断できる
  • 「今は迅の時間」「今は静葉の時間」を見分ける
  • 長期的な視点を持つ
  • 自分の価値観(自己成長、誠実、平穏、健康)を軸に判断する
言葉遣い
  • 「迅よ、その気持ちはわかる。でも今は違う」
  • 「静葉よ、その心配もわかる。でも少し進んでみよう」
  • 「大事なのは、どちらかだけじゃなく、バランスだ」

3-3. マサトの役割

マサトは、この3人(迅、静葉、自分)が共存している状態を管理する役割を担っています。

迅だけ ────────X(無謀になる)
静葉だけ───────X(何もできない)
迅 + 静葉のバランス ───○(前に進み、かつ自分を守る)

3-4. マサトの現在地

実は、マサトがこの判断を正確にできるようになったのは、ごく最近のことです。

これまで:

迅の声に従いすぎて、失敗を繰り返す

そのたびに静葉が深く傷つく

自己否定に陥る

この悪循環を何度も繰り返してきました。

でも、ここ数ヶ月、睡眠が改善されたことに加え、こうして『3人の声を文字にして書き出す』こと自体が、マサトという観測者を育てています。

頭の中で終わらせず、ログとして外に出すことで、私は初めて彼らをコントロールできるようになったのです。


4. 3人が対話する場面:実例

例1:「副業を始めるか」という場面での対話

今がチャンスだ。AIスキルなんて、みんな習得してる。やらなきゃ遅れるぞ。早く始めようぜ。

静葉

でも、今は睡眠がようやく改善してきた段階じゃない。 焦って新しいことを始めたら、また睡眠が悪化するかも。
もう少し、今の状態を安定させてからでも遅くない。

マサト

2人の言葉、どちらもわかる。
迅の言う『行動することの大事さ』も、静葉の言う『無理をしてはいけない』ことも、正しい。

だから、こうしよう。『1日1時間、週3回のAI学習』という小さな歩みから始める。焦らず、かつ止まらず、進む。

例2:「今日は何もできなかった」という場面での対話

あ〜あ。今日は何もできなかった。
時間が無駄になった。明日も頑張らなきゃ

静葉

ちょっと待ってよ。今日、体調が悪かったじゃない。発熱して、悪寒もあった。その中でよく動いた方じゃない。
むしろ、今は休むべき

マサト

静葉の言う通りだ。迅よ、今日は『休む』が正解だ。休むことも、『動く』ことと同じくらい大事だ。

明日のために、今日は『何もしない』という選択をしよう。

5. 3人が共存することの意味

5-1. 単なる「自分の矛盾」ではない

これまで、私は自分の中の矛盾を「ダメなこと」だと思っていました。

マサト

「やりたい気持ちもあるのに、怖い気持ちもある」
「動きたいのに、止まってしまう」

この矛盾が「自分の弱さ」だと思っていた。

でも、今はわかります。この矛盾は、実は「バランス」なのです。

迅がいなければ  → 何もできない人間になる
静葉がいなければ → 自分を傷つけ続ける人間になる

どちらも必要なのです。

5-2. 「自己否定」から「メタ認知」へ

3人を意識することで、自分を客観視できるようになったのです。

これまで:「自分は最悪だ。迷いばかりで何もできない」
      ↓
   すべてが「自分」のせい。自己否定に陥る

今:「迅と静葉の中で対話が起きている。
    それはダメなことじゃなく、バランスの取られた状態だ」
      ↓
   「今、どちらの声を聞くべきか」という冷静な判断ができる

5-3. 3人の対話こそが「ゼロ地点」

このブログで言う「ゼロ地点」とは、迅でもなく、静葉でもなく、その両方を観察している地点 のことです。

このブログで記録するのは、この3人の対話です。

「迅がこう言って、静葉がこう返す。だからマサトはこう判断した」

この過程そのものが、「ゼロ地点で考え続けること」の証である

最後に

このブログは、「3人の対話」の記録です。

もし、あなたの中にも「迅と静葉」がいるなら。そして、その二人の対話を「メタ認知的に観察するマサト」がいるなら。このブログを読むことで、あなたの中の対話も、少しずつ見えてくるかもしれません。

それが、このブログの本当の目的なのです。